最近では海外の音楽大学への進学を考えている方もいらっしゃると思いますが、いざ海外で生活するとなると、気になるのはその不動産事情。音大生ともなれば、やはり家で音出しができるような練習環境が必須ですよね。日本だと音大生向けの賃貸アパートがあったり、学校によっては学生寮があったりと、普段の練習環境にそれほど困ることはないと思います。姪が音大に通っていますが、防音部屋がほしいということで、兄夫婦は岡崎市に注文住宅を新築してました。しかし、海外となると、練習環境を確保するのは実は一苦労なんです!
まず、日本では一般的となりつつある音大生向けの賃貸アパートはほぼありません。また、学生寮は都市によってはありますが、けして音大生向けではなく、一般の学生寮となるので、部屋での練習や音出しはまずできません。
じゃあ海外の音大生はどうしてるの!?とお思いの方、ご安心ください。音出し可の物件を探せばいいのです。ただし、探すには現地の不動産屋との交渉が必須ですし、近隣住民の方とは「○時まで練習していい」等の交渉もしなくてはいけません。
また、無事入居できたとしても、うるさい!と怒鳴り込まれた…なんて話もよく聞きます。そんなときに、現地の方と円滑にコミュニケーションがとれる語学力は、やはり必須になってきます。海外の音大への進学をお考えの方は、ぜひ物件探しという点でも、語学の準備はしっかりとなさっておいた方が良いでしょう。